続投の意向を示している石破総理は午後、関税協議を終えて帰国する赤沢大臣から報告を受ける。進退は関税協議の結果も踏まえて決める方針だが、退陣は不可避という見方が強まっている。国会記者会館から中継。きのうの総理経験者らとの会談後、石破総理は「進退の話は出ていない」と強調したが、自民党幹部は「普通に考えると『表向きはファイティングポーズは取るけど、ここまでで退く』という話だろう」と解説する。党執行部は両院議員懇談会を28日に開催し、党内の意見を聞く方針だが、自民党内では石破総裁のリコールや「両院議員総会」を開催するための署名活動が進んでいる。総理周辺は「総理が辞めてどうするかの道筋は誰も描けていない。関税協議で合意した=終わりではない」と話す。総理の訪米を探る動きもあり、退陣は口に出せない状況にある。