日本が主導し今回で9回目となるTICAD(アフリカ開発会議)では、3年前に行われた第8回会議の3倍を超える300件以上の協力文書が締結された。石破総理は「多くの日本企業がアフリカの未来に向けた協力を約束している」と述べたうえで、「信頼できるパートナーとしてアフリカが直面している課題解決に一つ一つ取り組んでいく」と述べた。一方加藤財務大臣はTICADの関連イベントで、アフリカ開発銀行との協調枠組みを通じ2026年から3年間で最大55億ドル(約8100億円)の資金協力を表明した。アフリカ諸国の政府に向けた協調融資はこれまで電力や保健、農業などを重点分野にしていたが、干ばつなどの災害に対応するため新たに防災を加え民間セクターの成長を促す。