気象庁は防災対応や警戒が必要な範囲を5段階で発表。地元の火山防災協議会の意見も踏まえ随時、内容を見直している。このうち、神奈川県の箱根山と、伊豆諸島の三宅島について今月、一部が改定された。箱根山は長さ1750メートル、幅450メートルの細長い円に変更された。警戒が必要な範囲も変わり、噴火警戒レベル3は想定火口域から600メートル程度以内、4は600メートル程度近くの範囲、5は600メートル程度を超える範囲となった。三宅島についても、噴火警戒レベル2に引き上げる基準の一部が見直され、きのうから運用が始まっている。火山性地震の基準は、山頂カルデラ付近で24時間におおむね50回以上に上った場合に変更になったほか、火口内にだけ影響する噴火の発生が今回、追加された。