またしても週末の雨。宮城県仙台市では、中心部の広い範囲で道路が冠水した。発達した低気圧で東日本は荒れた天気となり、仙台市では12時間雨量が100ミリを超えた。一方の東京では、真夏の一大イベント「足立の花火」を2カ月前倒しで開催するという初の試みが行われていた。しかし東京は週末10週連続で雨となり、花火大会の会場には文字通り朝から暗雲が立ちこめていた。「足立の花火」は去年、ゲリラ雷雨の直撃により開始25分前に中止となり、約40万人がそのまま帰路につく事態に。さらにこの日都心の最高気温が35.8度となり、警備員が倒れるなどの事態も発生した。5月末は熱中症や中止リスクが最も低いとして、今年の日程変更となっていた。しかし午後5時半、強風のため花火が中止となる旨のアナウンスが流れると、会場中にどよめきが起こった。足立区によると強風によって花火の燃えかすが民家へ落下する可能性が高いため、中止と判断したという。