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「神戸市立垂水養護学校」 のテレビ露出情報

阪神・淡路大震災から間もなく30年、被災した障がいのある人やその家族、ボランティアたちが避難所でどのような集団生活を送ったのか記録した本「障害者たちの144日」がある。30年ぶりに増刷されることになった。当時、神戸市立垂水養護学校で半年近く一緒に生活したという。鞍本長利さんは避難所立ち上げの中心を担った。発災時、障がいがある2人の娘と暮らしていたという。自宅は全壊し、小学校に避難したが、障がいがある人たちには厳しい環境だったという。乾パンとおにぎりは配られたが、長女は流動食しか食べられないため、障がいのある人も避難できる場所が必要だと感じ、養護学校にかけあい、教室を避難所として運用し始めたという。日を追うごとに障がいをもつ仲間たちが増えていく。多い時には13人の障がいのある人が避難し、計400人のボランティアが全国から訪れたという。
そこで避難生活を送った1人である山本さんには脳性麻痺がある。当時高校生だった山本さん。避難生活に不安を感じていたという。「全部手伝ってもらわないといけない。気を遣うタイプなので一番困っていた」と山本さんは話す。戸惑っていたのはボランティアも同じだった。ボランティアとして参加していた辻さんは友人に誘われボランティアとして参加したが、障がいのある人と接したことはほとんどなかったという。それでも被災後の困難な時期を一緒に過ごすことで支援する側・される側という垣根は次第に取り払われていった。避難所での生活に不安を感じていた山本さんもだんだんと楽しさを感じていく。避難所での生活を通して初めて会う人ともコミュニケーションがとれると自信がわいたという山本さん。現在は家族の元を離れ、ヘルパー派遣を利用しながら1人暮らしをしている。
一方、震災のボランティアで障がいのある人と初めて生活した辻さん。避難所での体験がきっかけとなり、障害者を支援する仕事に今も携わっている。「ちょっと足を踏み出してやってみたら世界は広がる」などと話した。障がいがある人だけでなく、ボランティアにとっても大切な体験の場所となった垂水養護学校での避難生活。その舞台となった学校は閉校となり、校舎は取り壊された。本の編集をした鞍本さんは手記を読んでもらうことで改めて共に生きることの大切さに気づいてほしいと考えている。
住所: 庫県神戸市垂水区旭が丘2-1-15

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年1月9日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース列島リポート
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