国内では逆転での代表入りを狙う山下美夢有選手が宮里藍サントリーレディス最終日に臨んだ。神戸で行われている今大会。パー3の3番で見せたのは地元出身の安田祐香。鋭く放たれたティーショットはピンに向かって一直線。故郷のファンの目の前で自身ツアー2度目となるホールインワンを達成した。注目のパリオリンピック代表争いで日本勢4番手につける山下は首位に3打差でスタートすると4番ではカップをかすめるスーパーショット。逆転優勝へ向け追い上げを見せると続く5番のロングパットもラインを読み切って連続バーディー。そして終盤の16番、17番でも立て続けにバーディーを奪うと長い距離を残した最終18番のバーディーパットも沈め3連続バーディー。トップと1打差にまで詰め寄りホールアウトする。しかし優勝したのは3年ぶりのツアー3勝目を挙げた大里桃子。山下はパリオリンピックをたぐり寄せる勝利とはならなかった。