松山市にある四国霊場八十八か所の一つ・石手寺では、阪神淡路大震災の翌年から毎年、犠牲者を悼み法要を営んでいる。きょうは、参列した被災者や当時ボランティアとして活動した人など約20人が本堂に設けられた祭壇の前で手を合わせたあと焼香した。地震で兵庫・西宮市の自宅が倒壊し家族と八幡浜市に移住した森口政尾夫さんは毎年、法要に参加している。境内ではきのうから、大震災からの復興を願って被災地で灯されている「希望の灯り」から分けられた火で、日付の1.17に並べられたろうそく約30本が灯されている。
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