動物園で最も餌代がかかるのはコアラ。エサのユーカリは、主に日本の農家に頼んで特別に栽培してもらっている。農家に専門で作ってもらうため、契約金や輸送費がかかる。さらにコアラは新芽しか食べないため、栽培時期をずらしたりしていつでも新芽が食べられるようにしないといけない。台風などのリスクを分散するという理由で、栽培地も分けている。神戸市の王子動物園では、6頭で年間約6000万円かかっている。お金がかかるコアラを飼育するのは、元々動物園には希少な動物を繁殖させる種の保存という役割があるので、餌代が高額であっても飼育しているという。ドラゴンズのマスコットキャラクターのドアラはコアラがモチーフ。