福井県福井市内のホームセンターでは、大雪に備えて対策グッズの在庫がそろえられている。問い合わせが多いのが、車用の雪対策グッズ。福井県では2018年の大雪で国道に1500台が立往生したほか、4年前にも北陸自動車道で約1600台が立往生し、解消するまで2日以上かかった。こうした大雪を見越して、店では関連商品の在庫を多めに確保している。福井県内の4つの国道を管理している福井河川国道事務所。大雪に伴う立往生に備え、県内に240台ほど設置しているカメラの映像を24時間体制で監視。福井河川国道事務所の伊藤征毅副所長は「以上を察した時点で職員や警察に連絡する体制を整えている」と語った。さらにAIを活用して、動けなくなっている可能性のある車を自動で検知するシステムを導入して、警戒に当たっている。今後の雪の状況によっては、国道と北陸自動車道を同時に通行止めにして、集中的に除雪作業を行うことも検討している。