39年前、福井市で女子中学生が殺害された事件で再審(やり直しの裁判)が開かれることになった前川彰司さんが、再審で無罪が確定した袴田巌さんの支援集会に招かれ、審理の長期化が指摘されている現在の再審制度について、この流れで法改正が進んでほしいと訴えた。1986年に福井市で女子中学生が殺害された事件で有罪が確定して服役した前川さんは、去年10月、最初に再審を求めてから20年を経て再審が開かれることになった。前川さんはきょう、袴田巌さんの支援者が開いた集会に招かれた。集会ではまず巌さんの姉のひで子さんが感謝のことばを伝えた。ひで子さんからプレゼントされた巌さんの帽子をかぶってあいさつに立った前川さんは、審理の長期化が指摘されている現在の再審制度の見直しについて言及した。前川さんの再審はことし3月に初公判が開かれる見通し。