- 出演者
- 小泉孝太郎 林修 弘中綾香
オープニング映像。
触ってないのにモバイルバッテリーが爆発する動画を紹介。リチウムイオン電池に精通する電力中央研究所・池谷知彦氏に話を聞く。一般的にリチウムイオン電池は安全だが、不良品・劣化していると発火の危険性がある。発火の危険性の1つが急激な温度変化。炎天下の中モバイルバッテリーを車のダッシュボードの上に置いて検証。車内の温度は約60℃。煙を上げると一瞬で大きな炎に。可燃性の電解液が熱くなると化学反応を起こし、ガスが発生して発火になる。もう1つは外部からの衝撃に弱い。一度や二度落としたくらいで発火はしないが、度重なるダメージで劣化が進み発火の可能性が高まる。イヌが噛んでモバイルバッテリーが爆発する動画を紹介。イヌが噛んで表面が割れることはあるが、割れなくても圧力で中の電池が損傷する。リチウムイオン電池の内部構造の図を紹介。電池の中はリチウムなどの材料が+と-に分かれて詰まっている。真ん中のセパレーターが2つを分けている。問題はセパレーターがイヌが噛むことによって穴が開く可能性が。+と-が接触して化学反応を起こして発火に至ることがある。セパレーターが破れるか破れないかが重要。リチウムイオン電池が使われている物は携帯電話・パソコン・タブレット・携帯電風機など。世界のリチウムイオン電池発火事故の動画を紹介。リチウムイオン電池より安全性が高い電池もあるが、他の電池よりもリチウムイオン電池の方が蓄電能力が高い。便利な分、危険性を理解することが大事。商品選びで重要だというのがPSEマーク。日本の法律に基づき安全基準を満たした電気用品に付けられる。
今年6月までに報告された日本でのクマ出没件数は7248件。クマと遭遇したときの対処法を学ぶ。自転車走行中に遭遇したカナダの男性は大声をあげて身を守った。ハイキング中に遭遇したイタリアの少年は静かにゆっくりと距離をとり、助かった。専門家の山内氏によると、クマの性格も千差万別のため、どれが一概に正解なのか判断するのは難しいことを覚えておく必要があり、クマと比較的距離がある場合目を離さずに後ずさりするのが良いということ。
クマと遭遇したとき最もやってはいけないNG行動は大声を出してクマを興奮させること。日本にいるヒグマとツキノワグマは基本的には植物を食べているが元々雑食で死肉は食べたりするため、死んだふりは都市伝説でNGだという。2021年、北海道札幌市の市街地に姿を表したクマ。このクマに襲われた安藤さんは全治半年の大けがを負ったが、身体を小さくして手で首や内臓を守ったことで一命をとりとめることができた。専門家の山内さんによると、至近距離で襲われた場合は急所である首やお腹を守るためにうつ伏せになり、防御に徹するしかないということ。街に出てきたクマはパニック状態であることが多く、人間を見境なく襲う可能性が高いとのこと。
2009年9月19日に乗鞍岳でツキノワグマによる獣害が発生した。この日の午後2時過ぎに大黒岳の登山道で1頭のツキノワグマ1頭が目撃され、その際登山客の悲鳴によって興奮状態になってしまった。ツキノワグマは大黒岳の斜面を一気に駆け下り、一般道でバスと接触してバスを攻撃し始めた。その後クマは攻撃を止めて走り去り、次に畳平バスターミナルに移動して登山客を次々に襲撃した。
ツキノワグマに襲われた登山客を助けるために登山客の1人がツキノワグマに杖で殴りかかり、クマを引き離すことに成功したものの助けに来た登山客にターゲットを変えて襲いかかった。この時宿泊施設の銀嶺荘ではクマが人を襲ったという情報を得て宿泊客の避難を始め、同時に別の従業員たちが現場へと向かった。従業員たちは石で音を出して襲われている登山客から意識を引き離そうとした。
2009年の乗鞍岳クマ襲撃事件。襲撃現場に駆けつけた宿泊施設のオーナーは、クマの注意を引きつけるため、従業員とともに石を鳴らして大声で叫び続けた。2人はクマを引きつけることに成功し、隙をついて、友人2人が襲われた人を救出。一命はとりとめた。クマを引きつけたオーナーと従業員は走って逃げようとしたが、従業員が転倒し、そこにクマが襲いかかった。従業員は顔に大怪我を負った。オーナーを標的にしたクマは、目が赤く充血するほど興奮していたという。オーナーは、宿泊施設まで走り出した。ツキノワグマの最高時速は約40キロ。宿泊施設の目の前で、オーナーはクマに襲われた。襲われた場所の向かいには、バスターミナルがあり、その責任者が救急車を呼んだ。到着まで40分以上かかる。オーナーの息子がクマを蹴ると、クマは息子を標的に。襲われそうになったところを、環境パトロール員が車で防いだ。オーナーは、九死に一生を得た。顔を執拗に攻撃された従業員は、頸動脈を守るために腕で防御していた。オーナーも襲われたとき、腕で顔を隠していた。2人とも致命傷を負うことなく生還できた。クマによる損傷部位の割合は、頭が44%と最も多い。今回の被害者も顔を中心に頭部を狙われた。クマに遭遇したときは、うつ伏せになり両腕で頭部や首筋を守ることが重要だ。ツキノワグマは、鋼鉄製のものも簡単に曲げられるほどのパワーがあり、人間が素手で応戦することはできないという。急所を守るのが重要だという。
バスターミナルは、登山客が集まり、パニック状態になっていた。ターミナルの責任者は、まだ外にいる人が中に入れるようにシャッターはせず、机や椅子で入口にバリケードを作った。クマは、車から、近くにいたパトロール員に標的を変えた。詰め所に逃げ込んだパトロール員を追って、クマも中に。パトロール員は窓から逃げ出したが、そのとき足を骨折した。別のパトロール員が車で詰め所の入口を封鎖し、クマを閉じ込めた。逃げ遅れた人々も焦らずに避難することができた。クマは、詰め所の窓を突き破って飛び出してきた。車や建物の中に逃げるほうが安全だが、クマがガラスを突き破ったり、ドアを開けたりする可能性があるため、人間の姿が見えないところに隠れたほうがいいという。去年、アメリカ・テネシー州では、車内からゴミ箱を漁るクマを撮影していたところ、クマが車に近づいてきて、ドアを簡単に開けた。撮影者はとっさにドアを閉めて無事だった。
クマは、詰め所の窓を突き破り、バスターミナルの建物へ。ターミナルの責任者は入口のバリケードを押さえたが、クマはバリケードを破壊。建物には、約200人が避難していた。スタッフらはシャッターを閉めようとしたが、閉まる前にクマが中に入ってきた。建物内はパニック状態に。クマは、まずバスの車掌を襲い、助けに入った人に標的を変え、次々と人を襲った。責任者は、クマの鼻めがけて消火器を噴射し、奥の土産売り場に追い込もうとした。クマを追い込んだところで、土産売り場と廊下を仕切るシャッターを下ろし、最初の襲撃から約40分で、クマを閉じ込めることに成功した。ツキノワグマは、嗅覚が鋭く、敏感で、消火剤の匂いや粉末は強い刺激になったとみられる。白いガスや噴射音にひるんだことで、撃退につながったと考えられる。本来は、クマ撃退スプレーを使うことが重要だという。この襲撃事件では、負傷者は10人、死者は0人だった。岐阜大学の浅野准教授は、今回のクマは緑色の下痢便をしていたことがわかっていて、極度の興奮状態だったと考えられるなどとした。黒岩岳で人と接触したクマは、驚いて斜面を駆け下り、バスと衝突した。その場から逃げ出すも、逃げた先に登山客がいて、完全なパニックになり人々を襲撃したという。襲われている人を救出しようと、クマに刺激を与え続けたことで、興奮状態が継続し、多数の被害者につながったという。浅野准教授は、救出しようとした行為がクマの興奮につながったかもしれないが、その行為がなければ確実に死者が出ていたケースだった、勇気のある正しい行動だったなどと話した。現在、乗鞍岳は、行政と連携し、クマの目撃情報を詳細に掲示したり、パトロール員が巡回したりするなど、対策を強化している。事故から16年、クマの被害は1件も起きていない。
台風のサバイバル術。サウジアラビア・メッカのレストランに豪雨と突風が襲った。暴風がガラス扉を破壊。早めに逃げたため命に別状はなかった。中国・江西省南昌市で早朝から突風など悪天候が街を襲った。マンションの防犯カメラの映像。窓を閉めると子どもを残し奥の部屋へ。1人で遊んでいる子どもだが、突風で窓が大破。すぐ子どもを避難させケガはなかった。台風のサバイバル術について教えてくれるのは防災アドバイザーの高荷智也氏。日本の場合、窓ガラスは一定の風の強さに耐えられるため、風圧だけで割れるリスクは少ない。強風の日は窓ガラスを壊す飛来物に注意。飛来物を出さない準備が大事。暴風の日のサバイバル術:家の周りを片付ける、窓は雨戸やシャッターを閉めておく。
オープニング映像。
岡山県浅口市は県の南西部にあり、南は瀬戸内海に面している。雨の日が少ない瀬戸内海式気候で、市内には農業用のため池がいくつもある。筒井智さんは市内の食品会社の製造部門に務め、20年前からは農業も兼業して木の実や果物を栽培している。月に1度の幸福時間が竹とんぼ。自宅から車で30分の公園へ椅子を持っていき、工作道具で3時間ほど作る。より高く、より遠くへ飛ぶよう、羽の厚さや角度、重心のバランスなどに工夫をする。小学生の頃から工作が好きだった。10年前、自宅裏に生えていた竹で始めた。小さな子どもでも遊べるように糸を引くだけで飛ぶものも作った。「思ったよりも飛んだ時は驚く」と話した。
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明日の予告が流れた。
濁流孤立10時間、バスの上で生き延びた37人の奇跡を紹介。2004年10月20日の午前9時頃、観光客の一行は福井県の温泉へ1泊2日の旅行にやってきていた。その日は観光地へ立ち寄った後、兵庫県豊岡市へ帰る予定だった。この旅行に参加していた中島明子さん64歳。バスに乗っていたのは市役所の元職員や元看護師など、男性20人・女性17人でほとんどが60歳以上だった。唯一若い乗客は23歳の事務員だけだった。芦原温泉を出発し、予定通り観光地を訪れた後、午後2時には兵庫県豊岡市の帰路へついた。しかし道中で台風の影響により高速道路が通行止めとなり、一般道へルート変更となった。既に台風は高知県に上陸し、バスがいる方向へと迫っていた。そんな状況の中、一行は舞鶴市の道の駅へ向かっていた。その頃、一行が向かう舞鶴市から約27km離れた大野ダムでは台風により毎秒500トンの水がダムへ流れ込んでいた。乗客は宿泊先も見つからず洪水警報が出されていたことも知らずに警報エリアへ進んだ。
バスの中で携帯電話を持っていたのは5人。貸し借りをしながらそれぞれが家族へと連絡を始めた。その時に由良川の氾濫が始まり、バスの中へ浸水。濁流は座席部分まで押し寄せた。ダムからの放流量を増やさなければダムが危険、放流量を増やせば人命が危険な状態となった。
プロマジシャンの中村龍平さんが登場。音声チェックを装って小泉孝太郎のスマホとハンカチを抜いていた。佐々木成三さんによると、気を逸らすのはスリのプロの常套手段であり、海外ではかなり横行しているということ。
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あおり運転は2020年から厳罰化が進むも、車間距離不保持による検挙数は年間5000件以上ある。半数以上のドライバーがが煽られた経験があるというデータもある。あおり運転に遭遇したらどう対処するのがベストなのか。
林は「街を歩いていたらあおり運転をやってくるなど分かるんじゃないか」と専門家に問うと、「車に乗って初めてあおり運転の傾向が出てくる 」などと答えた。スタジオにはあおり運転を実際に体験できる運転シュミレーターを用意。ケース1:クラクションを鳴らしながら横に張り付き並走。ケース2:前方に回り込まれ行く手を遮られる。これらを小泉が体験し、対処法が正しいか専門家がチェックするとのこと。ケース1で小泉は気にせず同じスピードで走り続けるという対処をした。専門家は「あおり運転の対処法として正しい」と分析した。
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ケース2の前方に回り込まれ行く手を遮られるというあおり運転に小泉は、道を塞がれたら自分も停車するという対処法をとった。これに専門家は「危険防止の場合は高速道路での一時停止もやむを得ないなどとし、停まるのが最善」と答えた。また同乗者がいる場合には、速やかに警察に連絡をして高速道路移動中であれば道路名と方向を伝えることが適切とのこと。どのくらいのあおり運転で通報すべきかについては「恐怖を感じたら即通報でいい」などと答えた。
雷の光とともに倒れ込む2人の映像を見た小泉が、「雷が落ちていないのになぜ倒れたのか」専門家に質問。専門家は「おそらく雷が地面に落ちた。その落ちた雷が地面を伝って感電してしまうというケースがある」などと答えた。感電した人していない人の違いについては、「雷が落ちた場所の近さや雷が落ちたときの姿勢にある」という。雷の日のサバイバル術としては、雷がなったら建物や乗り物の中に非難することが大事とのこと。
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