- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
北朝鮮に拉致されその後、帰国を果たした蓮池薫さんと、1歳のときに母親を拉致された田口八重子さんの長男が埼玉県川口市で講演し、すべての拉致被害者の早期帰国に向けた政府の具体的な取り組みを求めた。講演会は川口市が開いたもので、1978年に新潟県の海岸で北朝鮮に拉致され2002年の日朝首脳会談のあと帰国を果たした蓮池さんは「これ以上北朝鮮が言い逃れできない状況を作り、解決へ決断させるのが大事」と訴えた。続いて、1歳のときに母親を拉致された田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんが講演し、2021年に亡くなった育ての親で田口さんの兄の飯塚繁雄さんについて触れたうえで「この無念をなんとかはらしたい」と述べた。そしてトランプ新政権が発足したことについて「日本は米国の理解とバックアップをもとに北朝鮮に対してプレッシャーをかけ、被害者を返すことを繰り返し求めることが必要」などと述べ、すべての拉致被害者の早期帰国に向けた政府の具体的な取り組みを求めた。
39年前、福井市で女子中学生が殺害された事件で再審(やり直しの裁判)が開かれることになった前川彰司さんが、再審で無罪が確定した袴田巌さんの支援集会に招かれ、審理の長期化が指摘されている現在の再審制度について、この流れで法改正が進んでほしいと訴えた。1986年に福井市で女子中学生が殺害された事件で有罪が確定して服役した前川さんは、去年10月、最初に再審を求めてから20年を経て再審が開かれることになった。前川さんはきょう、袴田巌さんの支援者が開いた集会に招かれた。集会ではまず巌さんの姉のひで子さんが感謝のことばを伝えた。ひで子さんからプレゼントされた巌さんの帽子をかぶってあいさつに立った前川さんは、審理の長期化が指摘されている現在の再審制度の見直しについて言及した。前川さんの再審はことし3月に初公判が開かれる見通し。
伊東地方創生担当大臣は宮城県気仙沼市を訪れ女性や若者が働きやすい職場作りなどに取り組んでいる企業やNPO法人の代表者らと意見を交わした。この中では女性に選ばれる地方を作るため男女の賃金格差の状況などを市町村ごとにデータ化するべきだといった提言などが出された。このあと伊東大臣は南三陸町のホテルを視察し従業員が仕事と育児を両立できるようにホテルに併設する形で保育園を運営していることなど職場環境について説明を受けた。
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