深夜0時15分ごろ、福岡市警察部の特別遊撃隊。隣のワンボックス車に乗っている人物を確認すると、左折をためて直進する。隊員は違和感を感じ追跡を開始し、車を止め職務質問をする。乗っていたのは仕事帰りだという20代半ばの男性2人。隊員は顔色や表情で飲酒を疑っていた。簡易アルコール検知器で確認する。男性からは酒の臭いが漂う。男は飲酒を認めたが8時間前だという。嘘が通用しないと分かると、少し前に酒を飲んだと認めた。この直後、男性は気が動転したのかふらつく。運転していた男性は午後7時から約2時間、仕事仲間の同乗男性と居酒屋でハイボール3、4杯を飲んだという。ドライバーの飲酒を知っていながら同乗した場合、飲酒運転同乗罪の可能性がある。男性らは3時間ほど車で仮眠、酔いを覚ましたつもりだったという。応援を呼び、再びアルコール検索をすると酒気帯び運転の基準値未満だった。男性は問題なく立ち上がり、酒酔い状態ではないと判断された。男性ら2人には厳重注意をし、飲酒運転指導票を交付した。