福岡県警第1機動隊。テロ対策のほか、サミットやオリンピックなどの大型イベントでの警備にあたる。豪雨や地震などの災害時の救助活動にも当たっていて、ことし1月に発生した能登半島地震の際にも被災地に派遣された。これまでは男性隊員だけで構成されていたが、この春初めておよそ10人の女性隊員が入隊。副隊長には中村典子さんが就任。県民の安心安全を守るため、日々厳しい訓練に勤しむ隊員たち。入社2年目の女性記者が体験入隊。まず行われたのは、空手や柔道、剣道などを組み合わせた逮捕術の訓練。高いところに取り残された人を救助するため、ロープを登る訓練に挑戦。最後に待ち受けていたのが警備訓練。このほか水中での救助にあたる「スクーバ小隊」や、細菌や化学物質を用いたテロに対応する専門部隊など機動隊の活動は多岐にわたる。今回の体験入隊で行われた訓練は普段機動隊員が行っている訓練のほんの一部だった。