昭和レトロが若い世代にも流行中。福岡県の大場敬志さんはレトロ家電の修理人。約20年前に電子機器メーカーから転身して自分の店をオープン。各所で集めたレトロ家電を修理・販売し、持ち込み修理にも対応している。昭和の真空管テレビは8万円~。昭和レトロテレビの修理を見せてもらった。中に入り込んだホコリや汚れは水で洗い流す。濡れてダメな所はマスキングして保護している。内部の回路を水洗いして、約1週間天日干し。内部の構造を解析して自作の図面を作成。交換用のパーツはメーカーでも製造していない部品ばかり。閉店した電気屋から譲ってもらったり、骨董市で見つけたジャンク品から集めるという。それでも足りない部品は代用・自作で対応する。図面をもとに回路を再構築し、地デジ用の回路を追加する。状態次第で修理期間は数か月かかり、修理依頼は3年先までいっぱいだという。