去年原発事故に伴う避難指示が解除された浪江町の津島地区で住民などが営農再開に向けて試験栽培を行っているコメの稲刈りを行った。県のオリジナル品種「里山のつぶ」が植えられていて、きょうは、避難先から住民約10人が集まって稲刈り作業を行った。津島地区の人々が地元で稲刈りをするのは14年ぶりだ。この田んぼでは収穫した稲や土、水などに含まれる放射性物質の量を確認する調査が行われていて、その結果も踏まえ、今後町などが営農再開に向けた検討を進める。収穫したコメは県内で出荷されているコメと同じ基準の検査をして安全性を確認したうえで地元の人たちが試食する。