地震の際に建物に閉じ込められた住民を救助するため、解体予定の実際の建物を使い手順を確認する消防訓練が福島市で行われた。訓練は3つの消防本部が合同で実施し、レスキュー隊員など約30人が参加した。倒壊した建物に住民が閉じ込められた想定では、解体予定の鉄筋コンクリート造りの共同住宅が使われ、隊員らは2階で横や下の階に閉じ込められた住民を救助する想定でドリルやハンマーを使ってコンクリートの床や壁に穴を開けた。また部屋に入るドアが開かなくなった想定では電動カッターで鉄のドアを切り裂いて穴を開け内側のカギを開けた。