警察庁によると、東日本大震災による行方不明者の数は岩手・宮城などを中心に2520人で、去年から3人減ったとのこと。死者数は宮城で9544人。岩手で4675人。福島で1614人など、12都道府県で計1万5900人で、去年から人数は変わっていない。また岩手と宮城では53人の遺体の身元が特定ができていない。警察庁はミトコンドリアDNA型鑑定などで身元の特定を進めている。1107人が行方不明となっている岩手県では、遺体で見つかった47人の身元が分かっていない。計280人の行方が分かっていない陸前高田市と大船渡市では、昨日警察の相談会が開かれた。訪れた行方不明者の家族らは、似顔絵などの資料を見て手がかりを求めていた。警察は「情報提供をしてもらい、1人でも多く身元の特定につなげたい」としている。