きのうは1年の無病息災を願い七草がゆを食べる日、去年はコメの価格高騰に振り回された1年だったが今年のコメ価格はどうなるのか。神奈川県のスーパーではきのうから5キロのコメが4350円で販売、スーパーセルシオ和田町店久保田さんは「利益を削って売り減らしをしていかないという判断で来月にも値下げをさせてもらう」などとした。消費者にとっては嬉しい値下がりだが裏ではコメ余りが逆転現象が起きているという。先月栃木県の米農家を取材すると10トン以上の主食用コメが倉庫に残っていたがきのうの時点で12月末でも業者に引き取ってもらえずキャンセルされ最終的にはJAが買い取ったということ。この農家では去年主食用の作付け面積が19ヘクタールだったが今年は16ヘクタールに減らし酒米を増やすという。主食用減産の動きは農家だけではない、農水省は今年の主食用の生産目安を4.8%減産する方針を打ち出した。コメ収穫量が多い北海道と9県を取材すると、去年の収穫量と比べ今年の収穫目安を増やすと答えたのは北海道と青森県のみで他は減産するとした。3.9%の減産を予定している全農福島では「12月に例年通りに回復したが11月までは倉庫からでていかない状態、コメ市場が過剰になっているので減産することにした」とし、また今後輸入米が入ってくるため価格が不安定になるのではと危惧している。東京大学大学院鈴木宣弘特任教授は「コメの生産を絞り込んで価格を上げようと政府が主導して命令するということで事態は解決しない。生産も増やせないしまた米騒動になりかねない」とし、一時的にコメの価格は下がるものの減産すれば再び高騰の可能性があるといい「農家に自由に作ってもらい市場でコメの値が決まり消費者に買いやすい価格であれば助かる。農家がコスト割れしないように政府が手当をする二段構えが必要」などとした。
