アチハは輸送において、日本屈指の技術力を誇り、これまでに列車や戦闘機などを運搬してきた。風力発電のブレードは運搬業界のなかでも最長クラスとされるという。運搬時、「舵切り」は運転手に指示を出しつつ、トレーラー後方の荷台についたタイヤをリモコンで操縦する。丁字路でブレードが信号機に当たらないよう、舵切りの池下寿那さんはリモコン操作で微調整した。高さ4.7mの歩道橋に差し掛かると、荷台のフレーム、ブレードの先端部分との高差は30cmだけ。ブレードは先端にいくほど軽く、路面上の凹凸で跳ね上がるように揺れてしまう。
