県によると今月1日現在、震災や原発事故のため岩手・宮城・福島の3県から県内へ避難しているのはいわゆる「自主避難」も含めて143世帯361人となっている。去年の同じ時期より19人少なくなっているが、今も多くの被災者が避難生活を続けている。県別に見ると福島県からが最も多く301人、宮城県からが56人、岩手県からが4人となっている。また県が去年避難者を対象に行なったアンケートで現在の生活で困っていることや不安なことを複数回答でたずねたところ回答があった118世帯のうち最も多かったのが「生活資金に関すること」で31.5%、次いで「健康や福祉のこと」が30.1%となった。秋田県被災者支援班は「福島・宮城・岩手とも連携してニーズを細かく聞き取り、今後も支援を進めていきたい」と話している。