深刻なクマ被害をめぐっては捕獲する猟友会のハンターが不足。その要因のひとつとして危険度に比べた報酬の低さがあげられている。FNNは東北6県のすべての市町村にハンターの報酬に関するアンケートを実施。136の自治体から回答があった。国からの交付金について不足しているまたは今後不足するとみられると答えた自治体は6割に上った。さらにハンターの苦労に見合う増額を望むあど国に交付金を増やすよう求める自治体が75%。黒石市の担当者は増額を希望したいと話している。黒石市では報酬の最低賃金の898円から1500円に引き上げた。また、アンケート結果ではすでに増額したのは約2割、今後増額を検討しているのは約5割で全体の7割にも上っている。ただ、自治体によってハンターの報酬に大きな差があることもわかった。岩手県のある自治体では最低賃金の自給が952円、一方、山形にある自治体では自給2000円プラス捕獲1頭あたり2万円としている。自治体が国による報酬制度の設計を求めている実態が明らかになった。
