日本政府観光局によると、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で293万3000人で、去年の同じ月を36%上回り、8月1か月としては過去最多となった。月ごとの過去最多を更新するのは7か月連続。国地域別では、中国が74万5800人と最も多く、去年の同じ月のほぼ2倍となり、旅行者の回復が目立っている。また、米国も17万4000人と全体を押し上げた。一方、夏休みで7月に旅行者が増えた反動に加え、台風の影響もあって、ことし3月から毎月続いていた300万人は下回った。日本政府観光局は、このままのペースで推移すれば、年間の旅行者数は、コロナ禍前のピークを上回る見込みだが、世界的な旅行業界の人手不足や、旅行費用の高騰などの影響も注視したいとしている。