岩手・盛岡市で箱わなに親子グマ3頭がかかった。クマの捕獲にあたる猟友会は常に危険と隣合わせ。クマ対策の最前線を取材。滝沢猟友会・佐々木幸文会長が猟銃を持って見回りに向かう。住宅近くの箱わなを確認しに行くが、クマの姿はなかった。滝沢市の中学校では8月にクマが出没し、校舎内にも侵入していた。同じ月に猟友会が牛舎の近くでクマを捕獲した。凶暴さを見せる巨大なツキノワグマが人里に現れている。捕獲された体重165kgのツキノワグマについて、岩手大学農学部・山内貴義准教授は「これほど大きいのは見たことがない。普通は最大120kgくらい」と話した。このクマは牛舎で牛のエサを食べていたとみられる。栄養価の高い飼料を大量に食べると、過剰な栄養を短期間で摂取し体重が増加するという。翌日、別のわなにかかったツキノワグマも168kgだった。
クマは驚異的な身体能力だけでなく、高い学習能力も持ち合わせている。猟友会が仕掛けたわなを避けるクマもいるという。学習能力が高いクマと人間の知恵比べ。ヒグマが生息する北海道でも入り口が開いたままエサのシカ肉が無くなっていて、はこ罠の上にヒグマがいた。北海道猟友会砂川支部・池上治男支部長は「おそらく箱わなに入るのは危険だとすでに学習しているヒグマ。これはどうしようもない、クマとの根比べ」と話した。翌日、動作を確認すると正常に閉まった。その3日後、箱わなにヒグマがかかっていた。捕獲したクマは体長2.3m、体重230kg。箱わなに乗っていたヒグマとは同一個体ではないとみられる。地元猟友会が今年捕獲したヒグマは16頭。根比べのクマ対策が続いている。
クマは驚異的な身体能力だけでなく、高い学習能力も持ち合わせている。猟友会が仕掛けたわなを避けるクマもいるという。学習能力が高いクマと人間の知恵比べ。ヒグマが生息する北海道でも入り口が開いたままエサのシカ肉が無くなっていて、はこ罠の上にヒグマがいた。北海道猟友会砂川支部・池上治男支部長は「おそらく箱わなに入るのは危険だとすでに学習しているヒグマ。これはどうしようもない、クマとの根比べ」と話した。翌日、動作を確認すると正常に閉まった。その3日後、箱わなにヒグマがかかっていた。捕獲したクマは体長2.3m、体重230kg。箱わなに乗っていたヒグマとは同一個体ではないとみられる。地元猟友会が今年捕獲したヒグマは16頭。根比べのクマ対策が続いている。
