石破総理大臣は所信表明演説を行い最優先課題と位置づけるデフレからの脱却を実現すると訴えた。石破総理は岸田前総理がかつて使った「経済あっての財政」との表現を踏襲。岸田政権が推し進めた経済政策の路線を引き継ぐ姿勢を鮮明にし金融市場を刺激しないよう配慮した形。そのうえで、最低賃金の全国平均を2020年代に1500円まで引き上げる目標を示し「賃上げと投資がけん引する成長型経済を実現する」と強調した。新たな経済対策には、低所得者への給付金や中小企業の賃上げ支援策などが盛り込まれる見通し。重視する地方創生に関しては「交付金を当初予算ベースで倍増することを目指す」とした。一方、野党からは週明けからは各党の代表質問が行われ石破総理との論戦がスタートする。衆院本会議、総理官邸、国会内の映像。立憲民主党・野田代表は「まれに見るスカスカの所信表明」とコメント。