自民党の政治とカネの問題が争点となった今回の選挙。収支報告書に不記載があった議員ら46人が立候補した。その結果について詳しく見ていく。まずはこちらの34人。いずれも公認されたものの比例への重複立候補が認められなかった人たち。今回千葉3区の松野さんなどが当選した一方、東京7区の丸川さんなどが落選した。当選したのは34人のうち半数以下の14人にとどまった。一方で非公認となった10人。いずれも今回無所属で立候補した。このうち当選したのは東京17区の平沢さん、そして東京24区の萩生田さん、また兵庫9区の西村さん。10人のうちこちらの3人が当選した。一方、東京11区の下村さんや福井2区の高木さんなど7人が落選した。また離党勧告の処分を受けて離党した世耕さんが当選した。この結果、不記載があった46人のうち合わせて18人が当選した。この結果が全体の議席にどう影響したのだろうか。自民公明両党、選挙前は279議席だったが、今回過半数の233議席を割り込んで215議席だった。このうち不記載があった議員らのうち公認されて当選した人が34人のうち14人。今後無所属で立候補し、当選した候補者が追加公認される可能性もあるが、自民公明両党は過半数に18議席届いていないのが現状。