与党は総理指名選挙を行うための特別国会を来月11日に召集する方向となっている。自民党は選挙で苦戦を強いられる形となり、落選した牧原秀樹法務大臣は法務大臣を退くと言及し、会見も議員バッジを付けずに臨む様子が見られる。小里泰弘農水大臣も同様で辞意を表明している。いずれも初入閣を果たしたばかりであり、石破総理は特別国会の召集までは続投させるとしているが、1か月あまりでの交代となる見込み。与党が過半数に満たない状態での総理指名選挙は約30年ぶりのことであり、石破総理が指名を受けるまでの紆余曲折も懸念される。1996年の衆院選は自民党が239票と過半数に届かず、社民党・さきがけや無所属議員の票を得て橋本総理が指名された。自民党は国民民主党などに水面下での支援を呼びかけているが、玉木雄一郎代表は政策実現に全力を傾けていると言及して連立について否定し、決選投票にも玉木雄一郎と書くと言及している。一方で玉木代表は部分連合をめぐり立憲民主党や日本維新の会の幹部とも情報交換をしていると報告を受けていると説明している。