ことし行われる都議会議員選挙に向けて去年の都知事選挙で2位となった石丸伸二氏が地域政党「再生の道」を立ち上げたことを明らかにした。「再生の道」は党の唯一のルールとして多選の制限を設け2期8年を都議会議員としての上限にするとしている。石丸氏は広島県安芸高田市の前市長で去年7月の都知事選挙に無所属で立候補。SNSを駆使した選挙戦術で無党派層などに急速に支持を広げて小池氏に次ぐ165万票余りを獲得した。都議会議員選挙に向けて石丸氏は自身は立候補せず今後、公募で候補者を募り42のすべての選挙区で擁立を目指すという。東京都議会の議員定数は127人。自民党東京都連の会長を務める井上元万博担当大臣は「いろいろな人が立候補することで政策論争が活発になり選挙に関心が高まることはいいことだ。自民党として都民のためになる政策にしっかりと取り組み信任を得るべく全力を尽くしたい」と述べた。都民ファーストの会の森村隆行代表は「都民ファーストの会は都民の活力を最大化するため、小池知事と協力しながら政策の実現まで行っていくのが最大の違いだ。これまで進めてきた都民のための改革とこれから進めていく政策をこれまでどおり訴えていきたい」と述べた。ことしは12年に1度、都議会議員選挙と参議院選挙が重なる年となり各党は都議会議員選挙を参議院選挙の前哨戦と位置づけて臨む構えで選挙結果は国政にも影響を及ぼすものと見られる。