- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 井澤健太朗 黒田菜月 森山みなみ
オープニング映像とオープニングの挨拶。
東京23区の去年1年間の消費者物価指数の速報値で生鮮野菜が前の年より9.8%値上がりした。キャベツの栽培を行っている千葉県銚子市の農家で今、収穫しているのは去年の秋ごろに苗を植えたキャベツ。しかし生産量は例年より減少。植え込みの時期に雨が多く根づきにくかったうえ年末からは雨が少なかったことが影響している。こうした影響は青果店にも及んでいる。キャベツやねぎが去年の同じ時期に比べて2倍ほどになり葉物野菜を中心に売れ行きが落ち込んでいる。生鮮野菜は去年1年間を通して見ても前の年より値上がりしている。東京23区の去年1年間の消費者物価指数の速報値では前の年より9.8%値上がりした。品目別に見るとたまねぎは26.5%、白菜は23%、キャベツは21.6%前の年より値上がりした。専門家は気候変動に対する農作物全般の対応策が必要だと指摘している。
ことし行われる都議会議員選挙に向けて去年の都知事選挙で2位となった石丸伸二氏が地域政党「再生の道」を立ち上げたことを明らかにした。「再生の道」は党の唯一のルールとして多選の制限を設け2期8年を都議会議員としての上限にするとしている。石丸氏は広島県安芸高田市の前市長で去年7月の都知事選挙に無所属で立候補。SNSを駆使した選挙戦術で無党派層などに急速に支持を広げて小池氏に次ぐ165万票余りを獲得した。都議会議員選挙に向けて石丸氏は自身は立候補せず今後、公募で候補者を募り42のすべての選挙区で擁立を目指すという。東京都議会の議員定数は127人。自民党東京都連の会長を務める井上元万博担当大臣は「いろいろな人が立候補することで政策論争が活発になり選挙に関心が高まることはいいことだ。自民党として都民のためになる政策にしっかりと取り組み信任を得るべく全力を尽くしたい」と述べた。都民ファーストの会の森村隆行代表は「都民ファーストの会は都民の活力を最大化するため、小池知事と協力しながら政策の実現まで行っていくのが最大の違いだ。これまで進めてきた都民のための改革とこれから進めていく政策をこれまでどおり訴えていきたい」と述べた。ことしは12年に1度、都議会議員選挙と参議院選挙が重なる年となり各党は都議会議員選挙を参議院選挙の前哨戦と位置づけて臨む構えで選挙結果は国政にも影響を及ぼすものと見られる。
「受験の日って痴漢日和らしい」「痴漢チャンスデーって別に悪いイベントじゃねーよな」という書き込みが今月Xに投稿された。遅刻できないという受験生の心理につけ込み痴漢をあおるような内容でこうした投稿、数年前から受験シーズンになると相次いでいる。このため警視庁はきょうから取締りを強化することになった。JR御茶ノ水駅では警察官が不審な人物がいないか見回りを強化。一日警察署長を務めた俳優の田中道子さんがチラシを配って注意を呼びかけていた。電車内で被害を受け痴漢撲滅に向けた活動をしている女子高校生は「その場では声を上げられなかった」と振り返った。都の調査では被害者のおよそ40%が声を上げられなかったと回答。一方で持ち物でブロックしたなど何らかの対応を取ると痴漢が止まったケースが72%に上った。
痴漢の被害に遭わないための対策についてスタジオで解説。まずは女性専用車両があれば利用すること。次にホーム上にきょろきょろする人など不審な人がいたら離れた車両を選ぶようにすること。痴漢は駅のホームでターゲットを選ぶケースがある。また電車内では人目につきやすい座席エリアに進むこと。ドア付近や座席横の角になる場所は狙われやすいためだ。そして受験の際は可能なら制服を着ていると受験生だと思われる可能性があるため私服を着用することも効果がある。こうした対策をして、それでも痴漢に遭ってしまった場合、警視庁では防犯アプリ「DigiPolice」の利用を呼びかけている。助けてくださいという文字が出て、これを周りの人に示せば助けを求めることができる。さらにタップすれば。「やめてください」と音声も流れる。またこのアプリ、周囲の人も被害者に「ちかんされていないか」という画面を見せて助けに入ることもできる。痴漢を防ぐためには周りの協力も必要になる。今週末には大学入学共通テストがあるが当日に痴漢の被害に遭うなどやむをえない場合は追試験の対象となるため受験票に記載されている「問合せ大学」に相談してほしいという。
第172回芥川賞と直木賞の選考会がきょう東京で開かれ、芥川賞に安堂ホセの「DTOPIA」と鈴木結生の「ゲーテはすべてを言った」が選ばれた。安堂は3回目、そして鈴木は初めての候補での受賞となる。
流行が続くインフルエンザ。子どもなど、家族がかかったらインフルエンザ脳症など重症化しないかどうかというのが心配になる。その兆候や高熱のときに注意するポイントを医師に聞いた。港区の病児保育施設では8人の定員だが、先月からほぼ満員で6人がインフルエンザに感染していた。港区のクリニックの時田章史院長は今、流行しているインフルエンザは脳症や肺炎などに注意が必要だと話している。中でも気をつけたいのがインフルエンザ脳症。意識障害やけいれんを起こし発熱などの症状が出始めて1日程度の短期間で急速に悪化。全国で死亡例も出ている。時田医師は異常行動、うわごと、けいれんが注意すべき兆候だとしている。またけいれんが長引く場合はためらわず救急車を呼ぶべきだとしている。
流行が続くインフルエンザで重症化を防ぐうえで処方薬の服用だけでなく高熱と脱水、この2つの対策が重要だと指摘している。高熱は重症化の引き金になることがあり水分の不足は高熱になりやすくなるため。そして脱水。こまめな水分補給については従来より大事だって意識があるかもしれないが、それだけではなく塩分や糖分も同時に摂取する必要があると指摘している。そして経口補水液がなかったりお子さんが飲むのを嫌がる場合、その場合は水や麦茶などの水分に加えてブドウ糖が含まれているラムネなどのお菓子、それからせんべいや梅干しなど塩分、塩気のあるものを合わせて食べさせてほしいという。こうした高熱、脱水防止の対策は子どもだけでなく免疫力の低い高齢者にも共通し、新型コロナなどほかの感染症にも言えることだという。
明日の関東の天気を伝えた。
東京・新宿区四谷にある民間の教育施設では学校に行くのが苦手な小中学生などが通っている。目指しているのは「自分で考える力を育む」こと。この日、子どもたちが取り組んだのは木のブロックで橋を架ける課題。より少ないブロックでつなぐため、子どもたちは試行錯誤していた。この課題を出した施設の共同代表の井本陽久さんはかつて中高一貫の進学校で数学教師をしていた。カリスマ教師とも呼ばれ優秀な生徒相手にやりがいを感じていた。一方、学校に行けず苦しむ子どもたちの力になりたいという思いも次第に強まった。8年前、学校勤めのかたわら学び場の運営に乗り出した井本さんは去年、学校を離れこの取り組みに専念するようになった。11月からここに通っている小学6年生の由井麗紗さんは「これはこうですと教えられるより自分たちで考えられるからいい」と話していた。別の日、子どもたちが取り組んだ問題は「左右の円とその重なる部分にはある法則に従い数字が振り分けられている。その法則を見つけ出せ」というもの。まず子どもたちが見つけたのは左側には素数が右側には偶数が入るという法則。ここで井本さんが示した数字は2。2は素数でかつ偶数でもあるので2つの円が重なる真ん中に入るはず。ところが、予想に反して2は左側に入った。正解と確信したものが違うと気付いたときこそ新しい視点が得られるチャンスだと井本さんはいう。そんな中、麗紗が別の法則に気付いた。注目したのは数字の形。左側の数字には直線が含まれている。一方、右側の数字には線が交わり閉じた部分がある。真ん中に入るのはその両方が含まれる数字だと指摘、見事正解にたどり着いた。
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- 四谷(東京)
富士山で大規模な噴火が発生した場合、風向きや風速によっては東京の都心を含む首都圏の広い範囲に火山灰が降り影響が出るおそれがあり国のワーキンググループが報告書をまとめている。きのう気象庁で開かれた専門家による検討会で火山灰が東京など関東南部に広く及ぶおそれのある場合に予測などの情報をどのように周知するか議論が始まった。スタジオには活発な噴火活動を続ける鹿児島県の桜島の火山灰を披露。灰といっても実際には細かな岩石の粒子で目に入ると特にコンタクトレンズの場合強い痛みを訴える人もいる。目だけはではなくてのどが痛くなったり呼吸器の病気を悪化させたりするおそれもある。さらに火山灰というのは雪と違ってとけてなくなることはないし雨が降るとどろどろになって乾くとこびりついたり固まったりする、そうなると泥をイメージするといいかもしれない。国の想定によると富士山が15日間、噴火した場合。関東の広範囲に及びおよそ100キロ離れた東京の都心でも多いところで10センチ以上積もる。神奈川県の西部では30センチ以上に達すると想定されている。また、火山灰は雨などで湿ると重くなるという特徴もある。屋根に30センチ以上積もっているところに雨が降ってしまうと木造の住宅の場合は倒壊するおそれもある。鹿児島で行われた実験では厚さ30センチの火山灰の上を軽自動車が走ろうとするがタイヤが前に進まなくなってる。道路だけではなく、鉄道のレールに0.5ミリ、僅かな火山灰が積もるだけで運転ができなくなる。また過去には航空機のエンジンが火山灰を吸い込んでエンジンが止まってしまったということもあった。食料や医療物資などの物流も滞るおそれがあるほか停電であったり通信障害といったおそれもある。富士山というのは江戸時代以降、噴火はしていない。気象庁は今のところ火山活動が活発になるようなデータは確認されていないとしている。ただ一方でこのような大規模な噴火が起きれば大きな影響が出るおそれもある。自宅で生活を続けられるように日頃からの備蓄を見直すなどしておいてもらいたい。
国内2位となる性能を備えた学術用のスーパーコンピューター、Miyabiが千葉県柏市にある東京大学のキャンパスに設置され今後、地震のメカニズムの研究など幅広い活用が期待されている。きょう東京大学柏キャンパスで報道陣に公開された東京大学と筑波大学が共同で開発した「Miyabi」は1秒間におよそ4.6京回の計算が可能で計算速度やデータの処理能力などを含めた世界のスーパーコンピューターの性能のランキングでは学術用として神戸市にある富岳に次ぐ国内2位とされている。最新の処理装置を導入したことで両大学が9年前に開発した先代のコンピューターと比べて消費電力当たりの性能はおよそ10倍に向上したという。運用期間は6年間で地震などの自然災害の観測やメカニズムの研究のほか医療の画像診断などさまざまな分野での活用が期待されるという。
千葉・山武市から中継。1月15日はいちごの日。山武市のマスコットキャラクター、SUNムシくんが登場。山武市はいちごが栽培されていて有名だということで、SUNムシくんの頭はいちごの形をしている。地域全体では20種類以上のいちごを栽培している。その中で千葉県とともに開発した「真紅の美鈴」を紹介。1月18日にはさんむ苺まつりも開催される。ことしは6年ぶりに山武市役所前で開催される。成東観光苺組合・梶茂樹組合長のコメント。
明日の関東の天気を伝えた。
エンディングの挨拶。