国会。新年度予算案を巡る与野党の協議が本格化。与党は日本維新の会が求める高校授業料無償化を巡って協議を続けている。国民民主党とは年収103万円の壁を巡って去年から協議。最大野党の立憲民主党は予算の修正案をまとめた。ガソリン価格の引き下げ、学校給食無償化、高額療養費の自己負担引き上げ凍結などを盛り込み予算案の修正を求めている。石破総理大臣は多くの野党と協議のテーブルにつくと、みなさんと話し合う姿勢で臨む。自民党執行部で立憲民主党が最終的に予算案賛成に回ると考える人はいない。それでも協議はする。そのうえで受け入れるべきは受け入れる、予算審議がスムーズに進むような環境を整えるとなる。石破総理大臣としては多くの野党との賛成を得たい。国民民主党は103万円の壁の激しい攻防があった。現在、ハーフタイムに入っていて予算通過のタイミングを図りながら後半戦、動き始めた。自民・国民は岸田政権から連立入りも視野に入れながら協議を重ねてきた経緯があり親和性が高い。最終的に150万円前後まで引き上げられる可能性がある。距離を縮めているのが維新。新たに共同代表についた前原さんと石破さんは同じ趣味があるなど、維新執行部は本腰を入れている。維新が主張する教育無償化。103万円より財源がかからない。自民党内では維新だけいいのではとの声が出ている。