国会で年金改革をめぐる法案が審議入りした。目玉であった基礎年金の底上げを削除した法案であることから野党は批判を強めている。立憲民主党・井坂厚労委筆頭理事は「選挙が怖くて問題を放置なら石破総理に政権担当能力はありません」。石破首相は「現在の受給者の年金の増額措置を盛り込んだ極めて重要なものであり、決して現役世代や若者を見捨てるような法案と評価されるようなものではございません」。立憲民主党はきのう「基礎年金の底上げ」などを盛り込んだ修正案の骨子を自民党に示す。月内に与野党が修正合意できるかが焦点となる。