第一生命ホールディングスは、セカンドキャリア特別支援制度として、一定の条件を満たす社員を対象に、およそ1000人の希望退職を募集すると発表した。対象となるのは、第一生命と雇用契約を結ぶ50歳以上で勤続15年以上の社員。出向中の社員も含むが、保険を販売する営業職員は対象外。1000人の規模は、営業職員を除いて会社と雇用契約を結ぶ社員のおよそ7%に当たるということで、来年1月中に希望を募るとしている。制度を利用する社員には退職金に特別支援金を加算するほか、再就職の支援を行うことにしていて、来年3月末付で退職になるという。会社は、海外事業や保険以外の事業を拡大するなどビジネスモデルを変える中、この制度で社員の人材の多様化やスキルの向上を目指すとしている。また、募集人員の1000人が制度を利用して退職した場合、特別支援金の加算などにより、今年度決算で150億円の特別損失を計上する見通しだとしている。