第一生命は2027年4月に実施予定の人事制度改定案で、本人の合意がない転居をともなう転勤を廃止する方針。現在、労働組合と交渉中で実現すれば大手生命保険会社で初めてとなる。また、転居を受け入れて実際に転勤した社員には月額最大16万円の手当を支給する方針。賃金などの処遇も年齢や職種にとらわれない仕組みにする方向で調整していて、高い専門性を持つ20代社員の場合、年収が最大140万円アップする。60歳以上の社員については差を設けない形に改める。元衆議院議員・杉村太蔵は「上場企業の幹部クラスは若い時は地方勤務か海外勤務ではないか。将来、幹部になりたい方は積極的に行くのはいいんじゃないか」とコメントした。
