ロシアの軍事侵攻に対抗するため、ウクライナが強く供与を求めているのがドイツ軍が保有する巡航ミサイル「タウルス」。ショルツ首相は「タウルスの供与は戦闘をエスカレートさせる」としてミサイルの供与に反対しているが、野党やショルツ政権の連立与党の中からも供与を求める声が上がっている。社会民主党(SPD)のミュッツェニヒ議員団長は「提案は軍事総務だけでなく人道支援、経済的復興、避難者の受け入れも含んでいる。第2次世界大戦以降ヨーロッパで最大の地上戦を武器システム一つで解決できると考えているのであれば、それは間違いだ」と話した。一方キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ議員団長は、「タウルス供与を求める。過去に供与に賛成していた方が22日の採決で手を上げてくれることを期待している」と述べた。タウルスの供与は22日、議会で採決が行われる。
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