モルドバでは28日、議会選挙の投票が行われEUへの加盟を推進する与党が過半数を獲得する見通しとなった。ロシアに近い野党連合は不正な選挙が行われたと主張して議会前で抗議集会を行うなど反発を強めている。ドイツのワーデフール外相は結果を歓迎し、選挙に影響を与えようとするロシアの試みにも関わらずモルドバ国民は確信を持って親EUを選んだとした。野党連合指導者は敗北を認めようとしない。ドドン前大統領は今日選挙管理委員会に不服を申し立て、今後は裁判所に訴えるつもり。選挙ではロシア寄りの路線を半数近くの人が選んだがEU推進派の票が上回った。サンドゥ大統領はEU推進路線が認められたとし、ロシア政府がモルドバの不安定化を試みていると改めて非難した。大統領は選挙戦で、3~5年位内のEUへの正式加盟を約束し、この展望に過半数の人が同意した。
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