100年の歴史の中でランナーを苦しめたのが大雪。過去雪のレースは16回。中でも記録的な大雪だったのが、1952年第28回大会。5区の山上りを走った成蹊大 佐藤一雄のインタビュー映像が残されていて、「小涌園を過ぎると雪が約30cm 寒くてセーターが凍る 走れる状態ではない」と話していた。倒れちゃいけないとその時、佐藤は何かを見つけて走り出した。そこにはお団子屋さんがおまんじゅうを出してもらったという。再び走り出す頃日が暮れ始め、沿道には多くの人が待っていた。先頭から50分以上遅れたが温かい声援に包まれた。