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「第37回しばれフェスティバル」 のテレビ露出情報

北海道・陸別町で開催された第37回しばれフェスティバルの会場を訪れた。陸別町は羽田空港から約2時間の女満別空港から、さらに車で走ること約1時間の場所にある最も寒い町の一つ。盆地で冷気が逃げにくくマイナス30℃を下回る日もある。しばれフェスティバルは極寒の世界を満喫する祭り、かまくらで一晩過ごす「人間耐寒テスト」が有名。屋台で好きな物を買う代わりに家を見せてもらう企画で出会ったのは羽藤和広さん(27歳)。鹿肉を混ぜたご飯の素やピザなど7,350円を購入。羽藤さんの車に乗せてもらって家までついて行った。家は酪農を営むローパイン牧場。広さは東京ドーム20個分。車は26台所有(作業車込み)。築18年の持ち家で10LLDDKK。大きな家だが、北海道では普通だという。全室床暖房。父・勲さんはハンターも営み、今年だけで熊を9頭捕った。家の中には「熊出没注意」と書かれた暖簾があった。毎日食べているという鹿肉と搾りたての牛乳、熊のジャーキーをごちそうしてくれた。冷蔵庫の中は見せてもらえなかった。和広さんは4人きょうだいの3番目。1番目の長男は隣に住む酪農家、2番目の長女は東京で介護職、4番目の二女は東京で飲食業に勤務。長男たつみさん(38歳)・息子ひなたくん(10歳)も来てくれた。たつみさんはもみあげがルパンみたいだった。姉妹が表紙を飾った酪農雑誌を見せてくれた。天井近くには先代たちの写真が飾ってあった。初代は125年前に屯田兵として愛媛から北海道へ移住。和広さんが5代目。奥にあるゲストルームにはドローンがあった。上から鹿を撮影するという。トイレも床暖房完備だった。庭では熊の毛皮を天日干し。勲さんのハンター部屋も見せてもらった。熊や鹿の剝製があり、冷凍庫には熊肉・鹿肉が入っていた。同じものが他に4つあり、1トンの獣肉を保管している。愛犬は鹿肉を食べて太ってしまったという。
牛舎を見せてもらった。乳牛290頭を管理。搾乳は24時間ロボットが行う。ロボットからエサが出ると分かっているので、牛が勝手に入ってくるという。1台2,500万円のロボット4台が稼働している。エサ寄せロボットは1台250万円。牛の赤ちゃんは毎日のように生まれ、この日は2頭が生まれた。寒いため、赤ちゃんはジャケットを着用、産後すぐはヒーターのある部屋で過ごす。小屋には布団がかけてあった。ローパイン牧場は家族経営。10年前は3,000万円の収入に対して、借金が9,000万円もあってどん底だった。さらにその頃、母・まりこさんは悪性リンパ腫を患った。父・勲さんは子どもが食べ終わったジンギスカンの鍋にご飯を入れて食べていたのを覚えていると語った。自己資金で資材を勝って自分たちで牛舎を増築。牛の頭数を増やして収入を増やし、10年かけて9,000万円の借金を完済した。勲さんは5ヶ月後に社長を引退し、長男に経営を任せる。「ローパイン」は高山植物のハイマツが由来だという。

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