将棋の名人戦七番勝負はきょうから第4局が大分県別府市で行われている。藤井聡太八冠がこれまで挑戦者の豊島将之九段に3連勝していて、名人初防衛まであと1勝と王手をかけている。藤井八冠は2日間かけて行われる対局を前に「終盤まで精度の高い手が指せるようにしっかり集中したい」と意気込みを語っているが、防衛がかかっていることについては、「普段通りの気持ちで臨む」という。一方あとがない豊島九段は「集中して悔いのないような将棋を指していけたら」と話している。対局は午前9時に豊島九段の先手で始まり、あすの午後には勝敗が決まる見通し。