初任給が上がっていることに関してのトーク。経済評論家の加谷さんは「空前の人手不足で、賃金を上げないといい人材が来てくれないというのが背景にある。金融機関や不動産などが賃金をあげている傾向にある。現時点では中小企業などで賃金を上げるのは難しいと思う」と話した。マイナビの調査で就活生に聞いたもので、初任給の額が応募に影響するかという質問に9割近くの人が影響すると答えた。また、最低限ほしいと思う初任給の額が22万円以上と答えた人は63%となった。マイナビは物価高など経済不安の影響で求める金額が上がっていると分析している。氷河期世代の人達は、今の物価を考えるとそういう時代かなと思うという人がいる一方、羨ましいという声もあがった。杉村さんは「これだけ民間企業の給料が上がってくると、官民格差が心配。官もここまで急激にあげられるかと言ったら、なかなか難しいところがあると思う」と話した。加谷さんは「日本型の雇用システムが変わっていくときだと思う。一部初任給をあげましたという企業の中には転勤などの条件をクリアすると40万になるなど、働き方次第で給与体系が変わるシステムを採用しているところも出てきている」と話した。