きょう19歳を迎えた悠仁さまはこのあと成年式に臨む。成年式は18歳の誕生日に男性皇族が行う儀式で、去年は大学進学前の大切な時期だったため今年実施されることになった。前回行われたのは1985年の秋篠宮さま以来で40年ぶりとなる。悠仁さまは今年春から筑波大学に入学。現在は都内の秋篠宮邸から車での通学と、つくば市内に借りた集合住宅からの通学を組み合わせている。成年式は午前中の儀式で8時45分から冠を賜うの儀が行われ、天皇陛下の使者から冠が入った箱を受け取る。皇室解説者・山下晋司氏によると注目は10時から行われる加冠の儀。受け取った冠をかぶ行為が青年になったことを表す。今回使われる冠は新調され、制作費は257万円。加冠の儀終了後には装束が変わる。40年前は秋篠宮さまが11月生まれだったため冬用の装束を使用。今回は夏に当たるため夏用の装束が新調される。費用は秋篠宮家の私費で賄われている。加冠の儀の後は馬車での移動となる。秋篠宮さまの成年式が使われた儀装馬車は1913年に国内で製造されたもので、今回も使われる予定。成年式は夜まで続き、月曜日以降は伊勢神宮への参拝などが行われる。式後は様々な宮中儀式に参列可能になるが、しばらくは学業優先のため大学が休み新年祝賀の儀などに限定されるのではないかと山下氏は分析している。