森友学園問題は保守的な教育方針を掲げていた籠池泰典前理事長が小学校の建設用地として大阪・豊中市の国有地を取得する取り引きをめぐって起きた。この小学校の名誉校長を安倍元首相の妻・昭恵氏が務めていたことなどから政治が関与した不当な値引きではないかと疑われ、国会で激しい論説となった。8億円の値引きが明るみになったのは2017年の2月。翌年に財務省が決裁文書を改ざんをしていたことが発覚した。改ざんに関与したことを苦に近畿財務局の赤木俊夫さんが自殺、妻の雅子さんは真相を知りたいと文書の開示を国に求め裁判を続けてきた。今月、財務省が開示したのは2255ページに及ぶ文書。