コメの取引関係者に行った調査で向こう3か月の価格の見通しを示す指数が先月は前月より低下した。米穀安定供給確保支援機構は全国180の生産者や卸売業者などを対象にコメの価格や需給の見方などを毎月調査している。結果は0~100の指数で表され、コメの価格水準については100に近づくほど前月より「高い」という見方が強まったことを示している。きょう発表された先月の調査結果によると、コメの価格の現状を示す指数は前月と同じ「91」と価格水準は高いという見方が依然として多い。一方、向こう3か月の価格の見通しを示す指数は「39」と前月から18ポイント低下し、随意契約による備蓄米の放出で大幅に低下した今年6月以来の水準となった。
