インパルス板倉が紹介するのは「棋士たちのごはん名勝負史」。今月1日、史上最年少名人となった藤井聡太七冠といえば、対局中に食べる将棋めしも話題。タイトル戦で食べられた食事は7993食。勝負めしが勝敗に影響したごはんの名勝負を紹介。1935年、名人戦は食事代を主催者が負担するようになる。タイトル以外は棋士が自腹で食事代を出している。タイトル戦になると金額を気にせずに注文ができる。花田長太郎八段と金子金五郎八段の勝負。花田八段はビーフステーキとおかゆを注文。金子八段もビーフステーキとおかゆを注文と合わせてきた。結果は花田八段が勝利。1950年以降はタイトル戦が増加し、棋士たちはタダで好きなものを注文できるチャンスが急増。その結果、数々のごはん名勝負が誕生。1981年、加藤一二三対米長邦雄。加藤一二三はおやつにバナナ房ごと、昼食はトースト8枚・オムレツ2人前などと大食い。米長邦雄は肉の焼き方を注文するなど細かい指定をしてきたという。つまり、量の加藤と質の米長という対決になった。