日本人を悩ます睡眠の謎を解明する世界の最前線。小説家・真山仁の睡眠を妨げる要因。正常な男性は血中酸素濃度がほぼ一定なのに対し、真山は上下に激しく動いている。年々増加傾向にある睡眠時無呼吸症候群は現代病とも呼ばれ、軽症の人も含めると日本国内で2200万人に上るといわれる。睡眠時無呼吸の標準治療はシーパップ。軽症の場合は抱き枕などを使い、横向きに寝ることで気道を確保でき、無呼吸を抑制することができる。心と体の健康に不可欠な睡眠。睡眠不足が続くとがんや心疾患、糖尿病、脳卒中、うつ病などさまざまな病気のリスクを高めてしまう。