日本肥満学会によると日本人の20代女性では約2割が低体重であり、先進国の中でも高い割合。その要因としてSNSを通じて痩せていることが美しいといった価値観が浸透し、近年では糖尿病や肥満症の治療薬が自由診断などでダイエットに使われ問題になっていると指摘している。また、低体重が骨密度の低下や月経周期の異常など健康問題と関連しているとして、肥満への対策と同様に「低体重」へのアプローチも推進されるべきだとしている。日本肥満学会は健康問題を起こす低体重状態を新たな症候群として位置づけ、予防指針の策定などを行っていきたいとしている。