東京の現在の気温は、34.6℃。南カルフォルニア大学のジェニファー・エルシャー教授らはことし2月、暑さと老化の加速の間には強い関連性があるという研究結果を発表した。年間140日以上の酷暑にさらされた人は、10日未満の人に比べ最大14か月も生物学的老化が早いことがわかった。生物学的老化の加速は、がんなどの早期発症や早死のリスクにつながるという。暑い地域に暮らす人全員が老化の加速を経験することを意味するものではなく、人それぞれにリスク要因があり、適応する方法はあるという。対策としては、涼しい場所を利用することなどが挙げられる。白澤は、老化の速度を決める要因の25%は遺伝子で、75%は環境要因だと言われていた、この実験は、6年間にわたり対象者を追跡調査し、老化の速度を計算している、冷房設備の中で過ごすなどの対策をとれている人は、老化が加速していないこともわかっている、環境要因は避けられるということがポイント、暑さに対応できるライフスタイルを作っていくことを教授は勧めているなどと話した。白澤は、夏野菜は暑さに強い、夏野菜をたくさん食べることで、抗酸化作用が強くなる、早朝・夕方の涼しい時間に軽い運動をすることも必要、添加物の多い加工食品をとると、酷暑プラスアルファの老化要因が出てくる、ナチュラルなものを食べるといい、過度な冷房は冷えてしまうため、適正な冷房の活用が必要などと話した。白澤は、暑さと老化の加速の関連性は、どの年代にも当てはまる、子どもでも暑さにさらされるほど、老化の速度が速まるなどと話した。