- 出演者
- 桑子真帆
けん怠感、不眠、糖尿病などの原因は隠れ栄養不足の可能性がある。30種類の栄養素の欠乏が健康に影響を与えている。
何となく疲れやすい状態が何年も続いてたという渡辺さん。年のせいだと諦めていたが、食事の影響が気になり栄養管理のアプリを使って栄養素などを計算してみたところほとんどの栄養素が基準値に足りていないことが判明した。太らないように食事の量を抑えた結果、必要な栄養素が不足していた。渡辺さんのようなケースは少なくないという。野菜ばかりの食事でたんぱく質が不足している人も多いという。医師のオリガさんは栄養不足の原因の一つに、痩せていれば健康という思い込みがあると感じている。
年を重ねてから栄養不足が続くとより深刻な病気に繋がるケースもある。低栄養に陥った女性は足の筋肉などが衰え去年から介助なしでは歩けなくなった。栄養や運動不足が原因で筋力が落ちるサルコペニアという病気。サルコペニアになる人は80歳の男性の約3割、女性の約5割に上る。筋肉の減少は骨にまで深刻な影響を及ぼす。骨は運動によって強度が保たれる。
視聴者からのギモンを紹介。「栄養不足の手軽な検査方法は?」について、佐々木さんは便利な方法はないと答えた。栄養素は無数にあるため簡単には測れないという。◯◯抜きダイエットや加工食品ばかりには要注意。
去年、痩せすぎによる低栄養について問題を提起したのは日本肥満学会。特に閉経前の女性について様々な健康障害が引き起こす原因の一つに低体重・低栄養があるとして、新たな症候群「FUS」と名付け対策を訴えた。FUSによる健康障害の一つは糖尿病。筋肉量が少ないと血糖値の上昇を招く可能性がある。また骨粗しょう症もFUSによる健康障害の一つ。
視聴者からのギモンを紹介。「栄養をバランスよくとるにはどうすればいい?」という質問に、佐々木さんは分食・間食もOKと答えた。毎食がんばらず長いスパンで考えるのがポイント。間食は加工食品に頼りすぎないことが重要。サルコペニアの大きな原因の一つはたんぱく質不足で、高齢男性4割、高齢女性1割が目標値を下回っている。高齢者はたんぱく質を少し多めにとる意識を持つことが大切。「食べる量は3食のうちどれが多いといいか」について佐々木さんは食べられる時に食べるとした。「サプリメントで栄養補給はいい?」に佐々木さんはとりすぎ注意と答えた。
在宅医療で食の支援に力を入れている医療法人では食事から栄養をとるために内科医や管理栄養士、歯科医、理学療法士など様々な専門職が関わる体制を整えている。栄養不足を多様な視点から改善し病気の回復・予防につなげるのが狙い。できるだけ流動食に頼らないことで食べる力を維持する。この医療法人ではこうした取り組みなどの効果もあり、患者の入院日数がおよそ7割減った。
佐々木さんは栄養素だけでなく食事をどうとるかという行動栄養学が注目されていて、栄養に大切なのは「栄養の知識」「場所や家族などの環境」「楽しむ気持ち」だと話した。
