- 出演者
- 桑子真帆 福田充 廣瀬瑞紀
オープニング映像。
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- 警視庁
銃刀法違反にあたるとして警察の取り締まりの対象となっている、プラスチック製の一見おもちゃのような銃は、これまでに17種類確認されている。中でも、流通量の9割を占めるのがリアルギミックミニリボルバーという商品。約1万5800丁が32の道府県に流通したとみられている。熊本県に住む親子はクレーンゲームの景品としてリアルギミックミニリボルバーを入手した。12月下旬、この親子は回収期限前に警察署に提出した。なぜ、リアルギミックミニリボルバーは流通したのか。取材班は1万5000丁以上を卸したある販売会社にたどり着いた。警察によると、この会社が商品を仕入れたのは約1年前。まだ違法な拳銃とは認定されていなかった。会社は本物の拳銃とは知らなかったと警察に説明している。また、インターネットを通じての個人輸入も流通元に。
危機管理学が専門の福田充さんと警視庁担当の廣瀬瑞紀記者をスタジオに迎えた。これまでに警察が回収できたのは約5500丁。今も1万1000丁以上がどこで誰が持っているか分からない状況となっている。出回っているおもちゃの拳銃のほとんどがゲームセンターの景品だった。一方、個人輸入のルートはガンマニアなど銃にある程度詳しい人がコレクションの一つとして購入していたケースが多いとみられる。
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- 熊本県
モデルガンなどの製造・販売をする11社でつくる業界団体は、今回の拳銃が出回ったことで雑誌やホームページで注意喚起を行っている。この団体では威力や材質について独自に制限を設けている。さらに、独立した機関による検査を義務付けるなど厳しい安全基準を設けている。
海外から危険なものが入ってこないように規制することについて、廣瀬記者は「今回はおもちゃとして流入したということもあって拳銃にあたるかどうか警察が現物を鑑定してから違法なものだと認定された。そのため、流通が分かった後に規制されることになった。輸入する企業も当時は違法なものだとは思っていなかったため、この段階で止めるというのは難しい面もある」などと話した。
全国に9つある税関。ネット取引の増加などを背景に輸入される荷物の量はこの10年で2倍以上に増えている。一方、検査する職員は1割しか増えていない。さらに近年、ブランドやキャラクターの模倣品が増えるなど取り締まりの対象は増加を続けている。
福田さんは商品の流れを追跡していくトレーサビリティ(追跡可能性)をAIによって監視していくシステムをつくることが可能と指摘。さらに、リスクコミュニケーションが重要だと説いた。
