岐阜県警察本部がムード歌謡でロマンス詐欺への注意を呼びかけるグループを結成した。岐阜県警察音楽隊のメンバーで結成されたムード歌謡グループ「断絶」。グループ名は「純烈」を意識し、ロマンス詐欺を断つという意味を込めた。発案したプロデューサーは音楽隊の楽長、大森恒司警部補。ロマンス詐欺被害者に昭和世代が多いことに着目し、ムード歌謡が有効ではないかと考えた。懐かしいメロディーを意識して大森さんが制作し、完成した曲のタイトルは「さよなら、ロマンス」。練習を重ねて迎えたデビュー当日。音楽隊の演目で舞台に上がった。客席で見守っていた県警トップの三田本部長も「思ったよりすごいできだった」などと話した。岐阜県警がメールで純烈に公認をお願いしたところ、応援はもらえたということ。デビュー後、断絶には温泉施設から出演依頼が来ているという。今後各地で注意を呼びかけていきたいとしている。
