- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 檜原洋平(ママタルト) 大鶴肥満(ママタルト)
オープニング映像が流れた。
本日のゲストはお笑い芸人のママタルト。共に1991年生まれで、ボケ担当の大鶴肥満は東京出身。芸名は顔が似ているからと俳優の大鶴義丹さんをもじって付けたもの。ツッコミ担当の檜原洋平は大阪出身で、高校大学と学生お笑いコンテストで活躍していた。コンビ名はネットで「美味しい 喫茶店」で検索し、一番響きが素敵だったママタルトに決めた。昨年はM-1グランプリの決勝に進出した。
大鶴肥満の依頼品は「王貞治のサイン入りバット」。本人評価額は55万円。評価額は5万円。山本清司氏は「王貞治のサイン直筆で間違いない。依頼品のバットはサンアップというメーカーの市販品で、中学生ぐらいの年代で使用する軟式用バット。使用済みじゃなければ10万円だった。」などと話した。
茨城県水戸市の熱烈な記念貨幣コレクターの松下武彦さんの依頼を紹介、記念貨幣は東京オリンピックや皇太子殿下御成婚などこれまで200種以上が発行された。松下武彦さんは約30年ほど前に製薬会社社員時代に不動産会社を経営するゴルフ仲間から200万円の借金のカタに預かった高田博厚作「ロマン・ロラン像」を鑑定する。夭折の天才詩人中原中也は一見女性に見える童顔だが人間の内面に迫り続けた彫刻家高田博厚にかかると酒に溺れる本来の気性が表情に現れる。石川県七尾に生まれ中学生の頃から文学・哲学などに熱中し英語にも秀でていたためシェイクスピアを原文で、ドストエフスキーもロシア語英訳本で読んだ。18歳で上京し友人のツテで詩人で彫刻家の高村光太郎のアトリエを訪問、年下の高田に未完の才能を認め以来同等に語り合う仲間となったがこの出会いが彫刻家の道に向かわせる転機となった。30歳で単身フランスのクラマールにアトリエを構え哲学者アランなど知識人らと交流を深めモデルとした肖像彫刻を作り始めた。他の彫刻家と異なりモデルと丹念に写生することをせず粘土を触りながら内面を形にしようと試みた。高田の作品に感銘を受けたノーベル賞作家ロマン・ロランはどの彫刻家にも作らせなかった自らの銅像を依頼、「高田は精神を形作る本当の芸術家 彼は指で思索する」と述べた。一度会っただけでも印象を数十年忘れることなくその後に製作も可能で、転生の洞察力から生まれた作品も数多くある。アトリエにあった彫刻原型を壊し1957年に帰国、日本でも肖像彫刻を数々手掛け「対象が黙っていて内から語りかけてくるものがないなら彫刻の素材とはならぬ、形とは内部から押し切る力の極限限界なのだ」とした。
お宝は高田博厚作の「ロマン・ロラン像」。本人評価額は220万円で、結果は原型が本物であるものの普及品であり、20万円。
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今回は廃校を利用した複合施設きららの楽校などがあり、薩摩切子などが有名な鹿児島県・さつま町で出張お宝鑑定を行っていく。
岩下良治さんが持ち込んだお宝は19年前にコカ・コーラに勤める友人から貰ったコカ・コーラの120周年を記念したメモリアル・フィギュア・コレクション。本人評価額は10万円で、結果は流通量が多いことから1万円。
矢崎智さんの依頼品は「ソフビ製貯金箱120点」。鹿児島を始め全国各地の銀行や信用金庫などで貰ったもの。50年以上前に父が1人で集めたという。本人評価額は6万円。評価額は24万円。北原照久は「状態がすごく良い。1960~70年代の貯金箱で地域別になっている。」などと話した。
富田浩之さんの依頼品「勝海舟の書」の評価額は80万円。増田孝は「勝海舟の執筆に間違いない。勝海舟自身が作った詩で、無言であることは声がかえって大きく感じるものなどと綴っている。
続いての依頼主は田縁さん。お仕事は陸上自衛官。10年前から桃山・江戸初期の焼き物を収集。依頼品は初期伊万里の多彩釉の皿。伊万里焼は1610年代、肥前国有田で生まれた日本最初の磁器。伊万里の港で各地に運ばれたことから伊万里焼と呼ばれるようになった。当時はまだ技術が未熟だったため酸化コバルトを主成分とする顔料による藍一色の染付だった。これを初期伊万里焼という。文様は中国磁器の染付を手本としている。しかし筆の運びは型にとらわれず奔放で、やがて日本独自の文様を生み出していった。皿の高台は直径に対し3分の1、あるいは4分の1と極めて小さい。使われた釉薬は主に4種。基本は1つの釉薬で仕上げるが技術向上により2つ以上を組み合わせた多彩釉も登場した。多彩釉は重宝されたが非常に手間がかかるため、ほとんど作られなかった。それ故、現存数は少く高値で取引されていて愛好家推薦の的となっている。
お宝鑑定の依頼を募集している。宛先は「106-8007 テレビ東京 開運!なんでも鑑定団係」へ。住所や氏名などとともに、お宝の写真・エピソードを添えて応募。詳しくは「テレビ東京 鑑定団」で検索。
本人評価額は600万円。鑑定額は700万円。銹釉 青磁 瑠璃釉の変形皿で17世紀中期の短い間に制作されたもの。
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